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電子書籍販売価格(税込):
1,100

商品コード:
13435_13
著者:
猪原 秀典
出版社:
癌と化学療法社 出版社HP
発行:
2017年
ページ数:
1ペ-ジ
ファイル容量:
0.81MB


閲覧対応端末:
電子書籍閲覧対応端末


閲覧可能台数:
3台(購入日より1年間ダウンロードが可能)


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内容紹介

 局所進行喉頭・下咽頭癌の治療において手術では喉頭全摘を要する場合,喉頭全摘を行うのか,あるいは喉頭温存をめざして化学放射線療法を行うのか,その選択は大きな問題である。National Comprehensive Cancer NetworkのガイドラインではT4症例には喉頭全摘が推奨されている。National Cancer Databaseの解析によれば,T4喉頭癌の予後は化学放射線療法を行った場合,喉頭全摘と比較して有意に予後不良と報告されており,T4症例に喉頭全摘を選択することは合理的である。しかしhigh-volume centerではT4症例に喉頭全摘が行われることが多いが,それ以外の施設では化学放射線療法が汎用されているという現実がある。また,T4症例は喉頭全摘を行っても予後不良という理由で喉頭温存療法の臨床試験に組み入れられることもある。一方,喉頭癌では甲状軟骨を破っての浸潤あるいは喉頭外への進展,そして下咽頭癌では甲状軟骨への浸潤がT4を規定する代表的な因子であるが,一般にCT画像に基づいて行われるそれらの評価には無視できないレベルのobserver variationが存在するという別の問題がある。こうした一連の問題は局所進行喉頭・下咽頭癌の治療において,T分類に代わるより客観的でより有用なリスク層別化因子が必要であることを示唆している。また同時に,喉頭温存をめざしたより効果的な治療法の確立が必要であることを示唆している。

目次

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癌と化学療法 44巻7号 2017年7月号トップへ

【Current Organ Topics】Head and Neck Tumor 頭頸部腫瘍局所進行喉頭・下咽頭癌における喉頭温存

▶総括 猪原秀典

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