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認知症ケアの基礎知識 第1版2刷

電子書籍販売価格(税込):
1,675

商品コード:
10364_13
著者:
日本認知症ケア学会 監修 長田久雄 編著
出版社:
ワールドプランニング 出版社HP
発行:
2008年
ページ数:
188ペ-ジ
ファイル容量:
12.80MB


閲覧対応端末:
電子書籍閲覧対応端末


閲覧可能台数:
3台(購入日より1年間ダウンロードが可能)


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内容紹介

認知症は基本的には脳と身体の病変を背景とした疾患と考えられますし,記憶や知的機能が低下するという心理的な症状も理解しなければなりません.さらに,本人もそうですが,介護をする者も仕事が続けられるかどうか,また,日常生活動作が1人で行えるかという社会的な問題等が幾重にも折り重なってきます.本書は,認知症の人とその家族,関係者を支援するために記されています.

目次

はじめに
日本認知症ケア学会教科書編纂委員会
執筆者一覧
第1章 認知症ケアの理念
 Ⅰ.認知症ケアの理念はなぜ大切か
 Ⅱ.理にかなったケア
 Ⅲ.パーソンセンタードケア(person-centred care)について
 Ⅳ.物語を大切にするケア
 Ⅴ.認知症の人の内的体験
 Ⅵ.認知症の人の総合的な理解
第2章 認知症の人の現状
 Ⅰ.認知症は病気であるという認識がまず必要
 Ⅱ.要介護認定者と認知症
第3章 認知症の医学的特徴
 Ⅰ.認知症とはどういう状態か
  1.はじめに
  2.脳の老化だけでは認知症にはならない
  3.認知症とはこのような症状
   1)中核症状
   2)行動・心理症状(BPSD)
  4.認知症の診断
  5.認知症の重症度を判断する方法
  6.介護困難やBPSDは重症度判定ではどのように考えるか
 Ⅱ.認知症を起こす主な病気
  1.アルツハイマー型認知症
   1)病気の由来
   2)アルツハイマー型認知症のよく発症する年代
   3)アルツハイマー型認知症の原因
   4)基本的な症状経過
   5)病期を分類する
   6)アルツハイマー型認知症の治療
   7)BPSDの治療
  2.血管性認知症
   1)病気の概要
   2)よく発症する年代
   3)血管性認知症の症状
   4)血管性認知症の原因
   5)治療と経過
   6)血管性認知症の予防
  3.レビー小体病
  4.前頭側頭型認知症
  5.クロイツフェルト-ヤコブ病
  6.慢性硬膜下血腫
  7.若年性認知症
 Ⅲ.認知症と類似する状態
  1.仮性認知症
  2.認知症と紛らわしい「せん妄」
  3.認知症と類似の状態を起こしやすい体の病気
第4章 認知症の人の心理的特徴
 Ⅰ.認知症の人の心理学的理解
 Ⅱ.生理的変化と認知症の相違
 Ⅲ.認知症の中核症状
 Ⅳ.認知症の人が抱える心理的な問題
  1.不  快
  2.不  安
  3.混  乱
  4.被 害 感
  5.自発性の低下や抑うつ
  6.揺れ動く感情
  7.行動を取り繕う行為
 Ⅴ.認知症の人にみられるさまざまな行動
  1.問題行動と行動障害,行動・心理症状(BPSD)
  2.BPSDの出現原因
  3.介護者との関係性によって出現するBPSD
  4.認知症の状態像の変化
 Ⅵ.認知症の人の内的世界の理解
第5章 認知症ケアの原理・原則
 Ⅰ.ケアの原理・原則
 Ⅱ.ケアの原則
   1)主体性の尊重,自己決定の尊重
   2)継続性の保持
   3)自由と安全の保障
   4)権利侵害の排除
   5)社会的交流とプライバシーの尊重
   6)個別的対応
   7)環境の急激な変化の忌避と心地よい変化のある生活環境
   8)その人のもっている能力を大切にし,生きる意欲・希望の再発見への支援
   9)人としての尊厳の保持
   10)身体的に良好な状態の維持と合併症の防止
 Ⅲ.認知症の症状への対応と評価
  1.認知症の中核症状と行動・心理症状(BPSD)
  2.状態像の評価とニーズの把握
 Ⅳ.介護者への支援
第6章 コミュニケーションスキル
 Ⅰ.認知症の人とのコミュニケーション:その基本的視点
 Ⅱ.コミュニケーション過程と諸要素
  1.コミュニケーションの基本
  2.コミュニケーション過程の諸要素
   1)2者間のコミュニケーション
   2)伝達経路(チャンネル)
  3.送り手と受け手
  4.送信と受信
  5.メッセージとフィードバック
  6.環  境
  7.雑  音
 Ⅲ.認知症の人とのコミュニケーションスキル
  1.認知症の人のコミュニケーション上の困難と強さ
   1)軽度の認知症の人の場合
   2)中等度の認知症の人の場合
   3)高度の認知症の人の場合
  2.基本的コミュニケーションスキル
   1)コミュニケーションの初めには,必ず必要な準備がある
   2)なにかを書いて伝えようとする場合には,書いたものを理解することができるぐらいの視力を
    もっているかを確かめる
   3)注意が集中できるように触れたりする必要がある
   4)軽度の認知症の人が一所懸命言葉を探していたり,似たような言葉を使用している際には,
    こちらでお手伝いできるかどうかを,そっとたずねる必要もある
   5)記銘力や想起力の低下を補うものとして,次の工夫が考えられる
   6)判断力や理解力の低下を補うものとして,次の工夫が考えられる
   7)情緒面を最大限に受け止め,言葉を越えて伝わる思いや気持ちを深い共感をもって直接的に
    把握するものとして,次の工夫が考えられる
  3.レベル別にみたコミュニケーションスキル
   1)軽度の認知症の人とのコミュニケーション
   2)中等度の認知症の人とのコミュニケーション
   3)高度の認知症の人とのコミュニケーション
  4.応用的コミュニケーションスキル
第7章 ケアの実践的プロセス
 Ⅰ.アセスメント
  1.アセスメントのための情報
   1)認知症の人の心身・社会的状態
   2)介護者の状態
   3)環境に関する情報
   4)介護サービス活用状況
  2.観察のポイント
   1)認知症の人の行動・心理症状(BPSD)
   2)認知症の人のありのままを観察する
   3)認知症の人の状態を,心身・社会,環境など相互の関連をみて観察する
   4)自らを表現しない認知症の人の観察
   5)認知症の人と行動を共にしながらの観察
   6)認知症の人の心情を受け止める感性で観察
   7)ささいな変化を見逃さない観察力
   8)症状や行動を一連の流れとしてとらえる観察力
   9)環境との関連を見逃さない観察力
  3.心身の観察の実際
   1)コミュニケーションについての観察
   2)日常生活のすごし方の観察
   3)日常生活動作能力の観察
  4.アセスメントの視点
 Ⅱ.認知症の人のケアプラン
 Ⅲ.認知症の人のケアの実践
  1.認知症の人のBPSDへの対応方法
  2.認知症の人の日常生活自立に向けたケア
   1)日常生活動作の自立
   2)移動能力の維持
  3.認知症の人の心身活性化への対応
  4.認知症の人の事故予防への対応
  5.認知症の人の失禁への対応
  6.認知症の人の無為無欲への対応
  7.認知症の人の安心への対応
  8.認知症の人の倫理的配慮
  9.認知症の人のQOL
  10.認知症の人の身体的安定
  11.認知症の人の環境への適応
 Ⅳ.カンファレンス・評価
  1.ケアカンファレンスの目的
  2.ケアの評価
第8章 家族への支援
 Ⅰ.在宅介護支援の基本理念
  1.エンパワメントとアドボカシー
  2.専門家の認知症ケア
  3.認知症ケアの実践
 Ⅱ.介護支援にあたって
  1.家族の介護負担
  2.家族介護者の意識と態度
  3.家族側の介護負担要因
   1)健康状態
   2)補助介護者の有無
   3)認知症の人との関係
  4.家族の介護とは
   1)「ケア」は生活の援助行為で,「世話」は生活の一部
   2)「ケア」は専門技術の提供で,「世話」は生活のなかの営み
   3)「ケア」は全人的な対応が要求され,「世話」は家族との人間関係が基盤
   4)「ケア」は計画性・継続性を有し,「世話」は家族の工夫
   5)「ケア」は客観的評価が求められ,「世話」は家族の満足感
 Ⅲ.家族介護の支援
  1.アドボケイトの宣言
  2.十分な説明と同意を得る
  3.家族介護者との接し方
   1)話を十分に聞く
   2)回答を急がない
   3)介護者自身で結論を出すようにする
   4)エンパワメント
  4.介護環境の調整
 Ⅳ.おわりに
第9章 認知症の人と身体拘束・虐待
 Ⅰ.認知症の人と身体拘束・高齢者虐待との関連
 Ⅱ.身体拘束と認知症の人のケア
  1.身体拘束禁止の動向と課題
  2.身体拘束と転倒・骨折予防
  3.身体拘束ゼロ実現のための行動目標
 Ⅲ.高齢者虐待の予防とケース援助
  1.高齢者虐待の定義
  2.高齢者介護と高齢者虐待の実態とわが国の高齢者虐待の特徴
  3.高齢者虐待のケース援助の基本
   1)高齢者虐待の家族類型
   2)高齢者虐待の要因からみたタイプと援助
   3)養護者による高齢者虐待とその対応
  4.養介護施設従事者等による高齢者虐待への対応と役割
  5.高齢者虐待の予防と支援における今後の課題
第10章 認知症予防
 Ⅰ.認知症予防の意義
  1.はじめに
 Ⅱ.軽度認知障害
  1.軽度認知障害とは
  2.認知症に移行する前に低下する認知機能
  3.軽度認知障害のスクリーニング
   1)集団式認知機能検査
   2)手段的日常生活動作能力(IADL)
 Ⅲ.認知症発症の危険因子
  1.運  動
  2.食  事
  3.知的活動
  4.社会的ネットワーク
 Ⅳ.認知症予防のメカニズム
索  引
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