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老年医学の基礎と臨床Ⅱ 認知症学とマネジメント 第1版2刷

電子書籍販売価格(税込):
7,480

商品コード:
10372_13
著者:
編集 浦上克哉 監修 大内尉義
出版社:
ワールドプランニング 出版社HP
発行:
2009年
ページ数:
664ペ-ジ
ファイル容量:
9.73MB


閲覧対応端末:
電子書籍閲覧対応端末


閲覧可能台数:
3台(購入日より1年間ダウンロードが可能)


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内容紹介

認知症診療の実践に役立つ必携書誕生!!

現代における加齢(老化)の問題から認知症の解明までのすべてを最新の知識をもとに180名に及ぶ臨床医・研究者が書き下ろした集大成がここに完結…!!
本書には,認知症の定義から,その病態の理解と診断のポイント,鑑別診断,治療とマネジメント,合併疾患とその治療,BPSD,認知症の予防,社会資源利用のポイント,地域連携と適切なケア,基礎研究の現況と根本治療薬開発の展望等,認知症診療に必要な最新の知識すべてが収載されています。

目次

はじめに
執筆者一覧
第1部 認知症の歴史的背景と定義
第Ⅰ章 認知症の歴史的背景と定義
  はじめに
  Ⅰ.器質性認知症の歴史的背景
   1.血管性認知症
   2.ピック病
   3.アルツハイマー病
  Ⅱ.認知症の定義
  Ⅲ.DSM診断基準とその後の認知症定義
  Ⅳ.認知症は回復不能なのか
  おわりに;認知症という用語のこと
第2部 認知症の理解
    ―病態の理解と診断のポイント
第Ⅰ章 変性疾患
 1 変性疾患に共通する神経変性過程の基礎背景
  Ⅰ.アルツハイマー病における神経細胞脱落
  Ⅱ.神経細胞の機能異常が脱落に先行するのか?
 2 アルツハイマー型認知症
  はじめに
  Ⅰ.病態の理解
  Ⅱ.健常者から軽度認知障害(MCI)を経てアルツハイマー型認知症へ
  Ⅲ.アルツハイマー型認知症の診断基準
  Ⅳ.診断のフローチャート
  Ⅴ.鑑別診断のポイント
   1.生理的加齢に伴うもの忘れの特徴
   2.せん妄の特徴
   3.うつ病性仮性認知症の特徴
   4.治療可能な認知症の診断
   5.神経変性性認知症疾患の鑑別
  Ⅵ.脳画像検査所見のポイント
  Ⅶ.臨床症状のポイント
   1.初期症状
   2.大脳巣症状
   3.深刻味,病識
   4.中核症状とBPSD
  おわりに
 3 レビー小体型認知症
  はじめに
  Ⅰ.レビー小体型認知症の病態・病理
  Ⅱ.レビー小体型認知症の臨床診断
  Ⅲ.PDDとDLBとの関係
  おわりに
 4 前頭側頭型認知症
  はじめに
  Ⅰ.人格変化と言語症状
  Ⅱ.個々の特徴的な精神と行動の異常
   1.感情面の変化
   2.脱抑制的行動
   3.自発性低下
   4.常同症
   5.被影響性の亢進
   6.その他のよくみられる症状
  Ⅲ.画像所見
 5 大脳皮質基底核変性症
  Ⅰ.疾患概念
  Ⅱ.病理
  Ⅲ.症候
  Ⅳ.画像検査
  Ⅴ.診断基準と診断のポイント
 6 進行性核上性麻痺
  Ⅰ.疾患概念
  Ⅱ.症状
   1.パーキンソニズム
   2.垂直性核上性注視麻痺
   3.歩行障害
   4.仮性球麻痺
   5.認知症および精神症状
   6.周期性昏迷様状態
   7.錐体路徴候
  Ⅲ.検査所見
  Ⅳ.治療
  Ⅴ.予後
 7 ハンチントン病
  はじめに
  Ⅰ.臨床像
  Ⅱ.遺伝
  Ⅲ.病理
  Ⅳ.舞踏運動の病態生理
  Ⅴ.診断
  Ⅵ.鑑別診断
  Ⅶ.治療
第Ⅱ章 脳の障害
 1 脳神経障害の基礎的背景
  Ⅰ.脳血管障害
  Ⅱ.髄液の灌流障害
  Ⅲ.脳の圧迫性障害
  Ⅳ.脳外傷
  Ⅴ.ストレス反応
 2 血管性認知症
  はじめに
  Ⅰ.血管性認知症の概念の変遷
  Ⅱ.血管性認知症の診断基準
  Ⅲ.血管性認知症の病態
   1.急性発症の血管性認知症
   2.多発梗塞性認知症
   3.皮質下性血管性認知症
   4.その他の血管性認知症
   5.血管反応性によるアルツハイマー病との鑑別
 3 正常圧水頭症
  Ⅰ.わが国診療ガイドラインの特徴
  Ⅱ.症状
  Ⅲ.画像診断
  Ⅳ.補助検査
  Ⅴ.病態
  結語
 4 脳神経外科領域:脳腫瘍による意識障害・高次脳機能障害
  はじめに
  Ⅰ.意識障害の発生機序
   1.上行性網様体賦活系と視床下部調節系
   2.前頭前野損傷
  Ⅱ.意識障害・高次脳機能障害の分類
   1.単純な意識障害
   2.複雑な意識障害
   3.特殊な意識障害
   4.前頭前野脳腫瘍の症状
  Ⅲ.意識障害・高次脳機能障害の評価
   1.JCS(Japan Coma Scale)
   2.GCS(Glasgow Coma Scale)
   3.知能検査
   4.記憶
   5.遂行機能
   6.流暢性
  おわりに
 5 頭部外傷・慢性硬膜下血腫
  Ⅰ.慢性硬膜下血腫
   1.疫学/病因
   2.臨床症状/診断
   3.治療/予後
  Ⅱ.認知症患者における慢性硬膜下血腫
  Ⅲ.頭部外傷と認知症
  おわりに
 6 高次脳機能障害
  はじめに
  Ⅰ.記憶障害
  Ⅱ.失語
  Ⅲ.失行
  Ⅳ.失認
  Ⅴ.実行機能
  おわりに
第Ⅲ章 感染症
 1 感染症による神経障害の基礎的背景
  はじめに
  Ⅰ.生体内への侵入
  Ⅱ.ニューロンの障害
   1.ニューロン
   2.アストロサイト
   3.マクロファージ・ミクログリア
   4.ニューロン障害を引き起こす因子
  おわりに
 2 プリオン病
  はじめに;プリオン病の分類と概念
  Ⅰ.プリオン病の病態と臨床診断
   1.孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病
   2.遺伝性プリオン病
   3.獲得性(感染性)プリオン病
 3 脳膿瘍,髄膜炎,脳炎
  Ⅰ.頭部 MRI 異常を認めにくい疾患
   1.神経梅毒
   2.ライム病
  Ⅱ.時に頭部MRI異常を伴う疾患
   1.真菌性髄膜炎
   2.結核性髄膜炎
  Ⅲ.頭部MRI異常を認めやすい疾患
   1.HIV脳症
   2.ウイルス性脳炎
   3.進行性多巣性白質脳症
   4.亜急性硬化性全脳炎
   5.プリオン病
  Ⅳ.後遺障害として認知障害を起こしうるもの
第Ⅳ章 内分泌疾患,栄養・代謝障害
 1 甲状腺機能異常症
  はじめに
  Ⅰ.甲状腺機能亢進症
  Ⅱ.甲状腺機能低下症
  Ⅲ.潜在性甲状腺機能低下症
  Ⅳ.橋本脳症
  Ⅴ.甲状腺機能異常症の症状・身体診察所見
  Ⅵ.検査
  おわりに
 2 栄養・代謝障害
  はじめに
  Ⅰ.肝性脳症
  Ⅱ.ビタミン欠乏症
   1.ビタミンB1欠乏症(チアミン欠乏症)
   2.ウェルニッケ―コルサコフ症候群
   3.ビタミンB12欠乏症
   4.葉酸欠乏症
第Ⅴ章 薬物・物質中毒
 1 高齢者の薬物有害反応とその機序
  緒言
  Ⅰ.高齢者の薬物有害反応の機序
   1.高齢者の薬物動態学的問題
   2.高齢者の薬力学的問題
   3.高齢者におけるその他の問題
  Ⅱ.薬物よって惹起された認知症様症状
   1.薬物誘発性認知症
   2.薬物誘発性の意識障害
   3.薬物誘発性のうつ状態(仮性認知症)
  まとめ
 2 薬物・化学物質によって惹起される認知症
   ―病態と鑑別のポイント
  はじめに
  Ⅰ.認知症および認知症様症状の原因となる薬物と神経毒性物質
  Ⅱ.向精神薬
   1.抗不安薬・睡眠薬
   2.抗精神病薬
   3.抗うつ薬,抗躁薬
  Ⅲ.抗てんかん薬
  Ⅳ.抗パーキンソン病薬
  Ⅴ.麻薬,鎮痛薬
  Ⅵ.覚醒剤
  Ⅶ.全身疾患に使用される薬物
   1.抗ヒスタミン薬,ヒスタミンH2受容体拮抗薬
   2.抗結核薬,化学療法剤,抗生物質
   3.抗がん剤
   4.ステロイド,インターフェロン
   5.循環器病薬
  Ⅷ.アルコール
   1.急性中毒
   2.禁断症状/離脱症候群
   3.アルコール性認知症と脳萎縮
   4.マルキアファーバ・ビニャミ病
   5.二次性栄養障害による認知症様症状
  Ⅸ.中毒
   1.一酸化炭素(CO)中毒
   2.有機溶剤中毒
   3.重金属
  おわりに
第3部 鑑別診断
第Ⅰ章 分かりやすい画像の話
  Ⅰ.CTおよびMR画像の解剖学的位置関係
   1.側脳室体部上方レベル
   2.側脳室体部レベル
   3.松果体レベル
   4.中脳レベル
   5.橋レベル
   6.冠状断面
  Ⅱ.CTおよびMR画像における認知症鑑別診断のポイント
   1.萎縮の有無
   2.脳実質病変の有無
   3.硬膜下血腫および水腫の有無
  Ⅲ.脳血流SPECT画像
  Ⅳ.認知症疾患の画像所見
   1.アルツハイマー型認知症
   2.血管性認知症
   3.レビー小体型認知症
   4.前頭側頭葉変性症
   5.進行性核上性麻痺
   6.大脳皮質基底核変性症
   7.ハンチントン病
  Ⅴ.軽度認知機能低下からアルツハイマー型認知症発症の予知
第Ⅱ章 臨床診断の進め方
  はじめに
  Ⅰ.診察まで
  Ⅱ.診察室へ
  Ⅲ.問診
  Ⅳ.認知症はあるのか
  Ⅴ.認知症とまちがわれやすい病態
  Ⅵ.神経学的所見
  Ⅶ.血液・生化学所見,髄液検査
  Ⅷ.画像
  Ⅸ.神経心理検査ほか
第Ⅲ章 診断,治療の説明
  はじめに
  Ⅰ.初診時から診断まで
  Ⅱ.診断の経緯から病態の説明
  Ⅲ.説明後のフォローアップ
  Ⅳ.患者本人への病名告知をめぐって
  Ⅴ.薬物療法の効果の説明と治療意義の確認
  Ⅵ.服薬に際して
  Ⅶ.副作用に関して
  Ⅷ.結語として
第4部 認知症の治療とマネジメント
第Ⅰ章 アルツハイマー型認知症
  はじめに
  Ⅰ.認知症とは
  Ⅱ.認知症の頻度
  Ⅲ.認知症の早期発見
  Ⅳ.アルツハイマー型認知症の診断
  Ⅴ.認知症簡易スクリーニング法
  Ⅵ.アルツハイマー型認知症の簡易診断法
  Ⅶ.アルツハイマー型認知症の薬物治療
   1.中核症状の治療
   2.周辺症状の治療
  Ⅷ.ケアスタッフとの連携と介護保険の主治医意見書
  Ⅸ.今後の展望
第Ⅱ章 レビー小体型認知症
  はじめに
  Ⅰ.薬物療法
   1.認知機能障害に対する薬物療法
   2.幻視に対する薬物療法
   3.パーキンソニズムに対する薬物療法
   4.抑うつに対する薬物療法
   5.睡眠障害に対する薬物療法
  Ⅱ.非薬物療法・ケア
   1.非薬物療法
   2.ケア
  まとめ
第Ⅲ章 前頭側頭型認知症
  はじめに
  Ⅰ.介護の醍醐味を教えてくれる認知症;ピック病
  Ⅱ.前頭側頭型認知症のケア
   1.前頭側頭型認知症の症候の利用
   2.残存機能の活用
   3.環境調節
  Ⅲ.薬物を用いた治療
  おわりに
第Ⅳ章 血管性認知症
  はじめに
  Ⅰ.血管性認知症の予防対策
   1.アテローム血栓性脳梗塞の予防
   2.心原性脳塞栓の予防
   3.ラクナ梗塞の予防
  Ⅱ.血管性認知症のタイプ別の予防・治療
   1.大脳皮質型血管性認知症
   2.局在病変型血管性認知症
   3.皮質下性血管性認知症
   4.脳出血による血管性認知症
  Ⅲ.血管性認知症の精神症候に対する治療
   1.中核症状に対して
   2.周辺症状に対して
  Ⅳ.血管性認知症の合併症に対する治療
  Ⅴ.多発性脳梗塞で認知機能が低下してきた場合の対応
   1.アルツハイマー病の併発
   2.血管性認知症への移行
  Ⅵ.ターミナルケア
  Ⅶ.処方例
   1.高血圧症
   2.抗血小板薬
   3.抗凝固薬
  Ⅷ.認知症周辺症状への対策
   1.抑うつ
   2.意欲・自発性低下
   3.妄想,興奮,攻撃性,せん妄etc.
第5部 認知症にしばしば合併する疾患
    ―その治療とマネジメント
第Ⅰ章 基礎疾患を有した場合のマネジメント
 1 高血圧
  はじめに
  Ⅰ.認知症と高血圧の関係
  Ⅱ.認知症症例の高血圧の診断と降圧目標
  Ⅲ.高齢者高血圧の治療指針
  まとめ
 2 パーキンソン病
  はじめに
  Ⅰ.症状
  Ⅱ.マネジメント
   1.治療
   2.治療可能の疾患との鑑別
   3.日内変動
   4.転倒
   5.幻覚
   6.起立性低血圧
   7.意欲の低下
   8.抑うつ,うつ症状
   9.睡眠障害,睡眠薬
   10.便秘
   11.服薬管理困難
   12.薬剤性による症状の悪化
   13.脱水による症状の悪化
 3 脳血管障害
  はじめに
  Ⅰ.認知症患者に合併する脳血管障害の診断と治療
  Ⅱ.脳血管障害による認知症症状の修飾
  Ⅲ.認知症に合併する脳血管障害のリハビリテーションと慢性期治療・再発予防
 4 糖尿病
  はじめに
  Ⅰ.高齢者糖尿病における認知障害と認知症の疫学
  Ⅱ.高齢者糖尿病の認知障害・認知症の発症機序
  Ⅲ.認知症が糖尿病の療養に及ぼす影響
  Ⅳ.高齢者糖尿病におけるアルツハイマー病の治療
 5 心疾患
  はじめに
  Ⅰ.心臓病と認知機能障害・認知症とのかかわり
  Ⅱ.高齢者地域住民の認知機能に関与する生活習慣と心機能
   1.認知機能と生活習慣・心機能との相関
   2.認知症の生活習慣と心機能
   3.認知機能増悪の要因
   4.認知機能軽度低下群における,治療介入の効果
  Ⅲ.認知機能障害と心血管系事故
  Ⅳ.認知機能障害の薬物治療として用いられる,ドネペジルの心保護作用
  おわりに
 6 骨折
  Ⅰ.高齢者の骨粗鬆症に伴う骨折の種類と発生率
  Ⅱ.認知症と転倒・骨折
  Ⅲ.骨折のマネジメント
   1.脊椎骨折
   2.大腿骨近位部骨折
   3.上肢骨折
  Ⅳ.認知症例の骨折予防
   1.転倒の防止
   2.骨粗鬆化の改善
   3.ヒッププロテクターの使用
 7 腎透析
  はじめに
  Ⅰ.高齢者と腎透析患者の現状
  Ⅱ.腎透析療法における医療連携
  Ⅲ.認知症高齢者への対応
   1.認知症が疑われる場合の対応
   2.家族への指導と留意点
   3.「かかりつけ医」の腎透析患者の認知症に対する認識
  おわりに
第Ⅱ章 BPSD(行動障害・精神症状)
  はじめに
  Ⅰ.アルツハイマー病
  Ⅱ.血管性認知症
  Ⅲ.レビー小体型認知症
  Ⅳ.前頭側頭型認知症
  まとめ
第Ⅲ章 生活習慣病合併症 ―生活習慣病の管理(食事,栄養,運動ほか)
  はじめに
  Ⅰ.アルツハイマー病の危険因子・防御因子
   1.食事性因子
   2.身体的活動
   3.知的活動
   4.生活習慣病
  Ⅱ.血管性認知症の危険因子
  おわりに
第6部 認知症の予防
    ―早期発見・早期受診
第Ⅰ章 認知症の予防を考える
  はじめに
  Ⅰ.認知症検診の取組み
   1.問診表を用いる方法
   2.ファイブコグを用いる方法
   3.タッチパネル式コンピュータを使った認知症スクリーニング機器を用いる方法
  Ⅱ.認知症検診の方法に関する考察
  Ⅲ.認知症予防教室とその効果
  おわりに
第Ⅱ章 早期受診の意義を考える
  はじめに
  Ⅰ.認知症疾患の鑑別診断
  Ⅱ.介護支援
  Ⅲ.患者の権利擁護
  Ⅳ.早期受診における課題
  おわりに
第Ⅲ章 治療意義を考える
  Ⅰ.進行遅延
  Ⅱ.日常生活動作能力(ADL)の維持
  Ⅲ.介護時間の短縮
  Ⅳ.行動・心理症状に対する効果
第Ⅳ章 社会的責務
 1 告知の重要性
  A.介護サービス(契約)などの諸問題
  はじめに
  Ⅰ.自己決定と判断能力
  Ⅱ.法的概念としての判断能力
  Ⅲ.意思能力判定の構造
  Ⅳ.医療や介護における意思決定と代行決定
  B.運転免許 ―認知症患者の自動車運転と医師の役割
  はじめに
  Ⅰ.認知症患者の自動車運転の実態と問題点
  Ⅱ.地域による高齢者・認知症ドライバー対応の違い
  Ⅲ.認知症ドライバーに対する医師の役割
   1.医師としての基本的役割
   2.主治医提出の運転能力に関する診断書提出
   3.認知症患者の運転に関するBio-Psycho-Socio-Ethical approachの提言
  Ⅳ.認知症の原因疾患による運転行動の違いと危険性
  Ⅴ.今後の課題;認知症ドライバーに対していまできることと今後の対策
  おわりに
 2 成年後見制度
  A.制度の意義と課題
  Ⅰ.制定の背景
  Ⅱ.法定後見制度
  Ⅲ.任意後見
  Ⅳ.運用状況と課題
  B.制度利用のために
  Ⅰ.認知症と成年後見制度;本人の権利擁護の視点からの利用促進
  Ⅱ.成年後見制度を利用するために;制度利用の実際を正しく知る
   1.費用・報酬,審判までの期間について
   2.申立て手続きについて
  Ⅲ.地域包括支援センターや各地の権利擁護センターとの連携
  おわりに;認知症高齢者等の地域生活からみた成年後見制度,今後の課題
  C.鑑定書の書き方と考え方
  はじめに
  Ⅰ.鑑定依頼
  Ⅱ.鑑定書作成上の留意点
  Ⅲ.類型別鑑定の考え方
   1.後見類型
   2.保佐類型
   3.補助類型
  Ⅳ.鑑定書の記載方法
   1.鑑定事項および鑑定主文
   2.家族歴および生活歴
   3.既往歴および現病歴
   4.生活状況および現在の心身の状態
   5.説明
  Ⅴ.成年後見制度における鑑定書の意義
第Ⅴ章 軽度認知障害(MCI)の概念と対応
  はじめに
  Ⅰ.MCI概念の変遷
  Ⅱ.MCIの有症率
  Ⅲ.MCIから認知症への進展率
  Ⅳ.MCIの診断
   1.MCIの診断方法
   2.MCIの補助的診断法
   3.MCIの基礎疾患
  Ⅴ.治療
   1.身体疾患への注目
   2.食品
   3.一般薬
   4.アルツハイマー病治療薬
第Ⅵ章 危険因子
  はじめに
  Ⅰ.遺伝的因子
   1.ApoE遺伝子
   2.欧米の大規模研究で明らかになった代表的遺伝的因子
   3.日本人の大規模研究で明らかになった代表的遺伝的因子
   4.AlzGene
  Ⅱ.環境・生活因子
   1.血管性因子
   2.食事・栄養
   3.飲酒
   4.身体・精神活動
   5.教育
  Ⅲ.その他
  まとめ
第7部 地域連携と適切なケア
第Ⅰ章 個別対応の重要性について
  はじめに
  Ⅰ.これまでのケアの問題点
  Ⅱ.行動・心理症状(BPSD)の基本的な考え方
  Ⅲ.画一的なケアが失敗する理由
  Ⅳ.パーソン・センタード・ケアの考え方
  Ⅴ.認知症の人の行動の意味するもの
   1.それは本当に問題なのか
   2.どうしてそれが問題なのか
   3.だれにとっての問題なのか
   4.行動によってなにを伝えようとしているのか
   5.生活の質を高める方法で解決できないか
  Ⅵ.認知症の人に対する個別的な支援
   1.潜在的な力の発見と活用
   2.できない部分だけへの援助
   3.成功体験の蓄積
   4.失敗体験の回避
  おわりに
第Ⅱ章 主治医意見書作成のポイント
  Ⅰ.主治医意見書の意義
  Ⅱ.「認知症」における主治医意見書作成のポイント
  Ⅲ.認知症における主治医意見書の記載
   1.傷病に関する意見
   2.日常生活の自立度等について
   3.認知症の中核症状
   4.認知症の周辺症状/その他の精神・神経症状
   5.特記すべき事項
  Ⅳ.主治医意見書の記載に関連する疾患別の治療・ケアのポイント
   1.アツルハイマー型認知症
   2.血管性認知症
   3.レビー小体型認知症
   4.前頭側頭葉変性症
  まとめ
第Ⅲ章 地域連携の重要性
  はじめに
  Ⅰ.早期段階での発見・気づき,専門医療機関への受診勧奨
  Ⅱ.高齢者総合機能評価,鑑別診断と初期対応
  Ⅲ.周辺症状と身体疾患に対する急性期医療
  Ⅳ.介護サービス諸機関との連携,退院支援,権利擁護
  Ⅴ.主治医意見書,日常的健康管理,包括的・継続的ケアマネジメント,地域ネットワークの構築
第Ⅳ章 ケアカンファレンス
 1 医師の立場から
  Ⅰ.認知症の原疾患,認知機能の評価に基づいたリスク回避と可能性の引き出し
  Ⅱ.全身状態の把握,日常的な健康問題の意識づけ
  Ⅲ.病状説明後の本人,家族の支援
 2 ケアスタッフの立場から
  Ⅰ.医療機関のカンファレンスとの違い
  Ⅱ.ケアスタッフに必要な知識
   1.医療知識:高齢者の心身の特徴と起こりやすい疾患の幅広い知識
   2.薬の知識;服用の仕方とその注意点
   3.認知症の知識
   4.福祉サービスに関する知識
  Ⅲ.具体的なカンファレンスの進め方
第Ⅴ章 介護保険制度
  はじめに
  Ⅰ.介護保険制度のねらい
  Ⅱ.介護保険の利用
  Ⅲ.改正介護保険について
  Ⅳ.地域包括支援センター
  Ⅴ.地域密着型サービスについて
  Ⅵ.介護施設の変化について
  Ⅶ.認知症の介護予防について
  Ⅷ.かかりつけ医,サポート医の研修と対応
  Ⅸ.療養病床の再編成について
  Ⅹ.今後の動向
  おわりに
第8部 現在の基礎研究の現況と根本治療薬開発の展望
第Ⅰ章 基礎研究の現況
  Ⅰ.アルツハイマー病
  Ⅱ.レビー小体型認知症
  Ⅲ.前頭側頭葉変性症
  おわりに
第Ⅱ章 バイオマーカー開発の現況とAlzheimer's Disease Neuroimaging Initiative
  はじめに
  Ⅰ.バイオマーカーが必要とされる理由
   1.診断のサポート
   2.早期診断と近未来の発症前診断
   3.病気の重症度の評価
   4.治療効果の評価
  Ⅱ.理想的なバイオマーカーとは
   1.アルツハイマー病の病理像の本質的な側面を反映すること
   2.アルツハイマー病の検出感度と疾患特異度
   3.信頼性,再現性,非侵襲性,簡便性,低価格性
  Ⅲ.アミロイドイメージング用プローブの開発およびそれらの臨床応用
  Ⅳ.今後の展望;Japan-Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiativeに臨んで
第Ⅲ章 アルツハイマー病根治療法開発の現況と将来の展望
  はじめに
  Ⅰ.アミロイド仮説に基づくアルツハイマー病根本治療薬開発
  Ⅱ.Aβ免疫療法
   1.現状分析
   2.今後の展望
  Ⅲ.Aβ産生阻害療法
   1.現状分析
   2.今後の展望
  Ⅳ.Aβ凝集抑制療法
   1.現状分析
   2.今後の展望
第9部 国の認知症対策と取組み
    ―これまでとこれから
第Ⅰ章 国の認知症対策と取組み ―これまでとこれから
  はじめに
  Ⅰ.認知症の長期ケアに関するこれまでの取組み
  Ⅱ.地域包括支援センター
  Ⅲ.認知症の地域連携における研修と教育
  Ⅳ.かかりつけ医ならびにサポート医の研修
  Ⅴ.認知症地域支援体制構築等推進事業
  Ⅵ.認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト
  Ⅶ.認知症疾患医療センターについて
  Ⅷ.若年性認知症対策
  Ⅸ.認知症本人と家族の支援
  Ⅹ.認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議
  おわりに
索  引
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