内容紹介
目次
Introduction
小児救急現場では C-PTAS を用いてトリアージスキルを身に付けよう!
C-PTAS の基本は PAT であるPAT に異常を認めたら,直ちにバイタルサインの チェックに進むこと!
状態が安定したら,secondary assessment へ
C-PTAS とは
1 章 小児救急の基本技能:Teaching Point
肘内障そけいヘルニア嵌頓
腸重積
3 ヵ月未満児の発熱
泣き続ける乳幼児の診療
呼吸困難時の対応
咳込み
無呼吸
咽頭炎・上気道炎・扁桃炎の鑑別
喘息・喘息性気管支炎
クループ症状の鑑別
尿路感染症
川崎病を見逃さない
頭部打撲
頭痛発作
腹痛の対応
下痢の対応
嘔吐の鑑別
血便
髄膜炎の診断
歩行困難・跛行
頻尿
けいれんの対応
じんま疹・発疹
急性虫垂炎
溶連菌感染症
2 章 小児救急スキルアップ
3 章 小児救急のリスク症例に学ぶ
Ⅰ 診療の基本の不徹底によるリスク症例1 初歩的なミス
2 思い込み・受け売り
3 診察の基本の不徹底
Ⅱ 日常診療で陥りやすいリスク症例
4 前駆症状の見落とし
5 検査への過信
6 問題点の先送り・判断の遅れ
7 インフォームド・コンセントの不備
8 前医診断への偏重
9 非典型例の見落とし
Ⅲ 複合要因によるリスク症例
10 複合要因
11 アレルギー・薬物による危急症
12 電話相談・電話指導
13 その他
4 章 リスク分析からの教訓
終章 小児救急医療ガイドラインの陥りやすいおとし穴とその回避法
1 内因性危急疾患2 外因性危急疾患
文献/索引
付表 1 小児救急の基本 16 か条 表紙見返し
付表 2 リスク症例とそのマネジメント
付表 3 小児救急における注意点 裏表紙見返し
重症救急疾患にとどまらず,コモンディジーズ,プロブレムに対する診断治療,ひいては小児診療に必須の哲学やインフォームドコンセントについても丁寧に解説している.