内容紹介
本レジデント・スキルアップシリーズ中の超ベストセラー。専門医の方から「あのころこれがあれば骨折患者を他科に紹介しなくてもよかった」としばしばいわれるほど、本書はレジデントだけでなく、救急、総合診療、内科、整形外科の専門医にとっても格好の外来診療の手引書。増刷のたびごとに常にアップデートされている、JPTEC,JATEC、ACLSの項目は医師のかたから救急救命士、看護師の方々にまで広く愛読されている。さらに、何よりの本書の特長は長年に渡って磨き上げられた、かゆいところに手が届く骨・関節の解剖イラストと著者の哲学に裏打ちされた、深い内容が平易ななじみやすい表現で分かりやすく解説されていること。どの診療科に進まれる人にも基礎知識として是非お勧めいたしたい1冊。
目次
Introduction
大地震・当直医の対応/トリアージ/JPTEC/JATEC/ACLS2010 の要点:Teaching Point
1章 手・足・腰の診察手技
1 手指・手関節の診察2 肘の診察
3 肩関節の診察
4 頸椎の診察
5 腰の診察―腰痛の診断
6 股関節の診察
7 膝の診察
8 下腿の診察
9 足関節・足趾の診察
付表 整形外傷を上手に診るための24原則
2章 整形外科的外傷・疾患の診かた
1 脊髄損傷2 外脛骨
3 腫骨骨折
4 足関節捻挫
5 アキレス腱断裂・下腿三頭筋挫傷
6 過労性脛骨骨膜炎
7 下腿骨骨折
8 膝半月板断裂
9 膝内・外側側副靭帯損傷
10 膝前十字靭帯損傷
11 Osgood-Schlatter氏病
12 変形性膝関節症
13 大腿骨骨幹部骨折
14 大腿骨頸部骨折/大腿骨転子部(間)骨折
15 股関節脱臼
16 骨盤骨折
17 脊椎圧迫骨折
18 鎖骨骨折
19 肩関節脱臼
20 肩鎖関節脱臼
21 上腕骨外科頸骨折
22 (小児)上腕骨顆上骨折
23 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
24 上腕骨内側上顆炎(野球肘)
25 肘内障
26 橈骨遠位端骨折
27 突き指
28 熱傷
29 銃創
30 爆創
3章 高齢者の姿勢のなぞを解く
Appendix
1 短期間で手術が上達する方法v
2 参考になる図書
索引