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癌と化学療法 46巻2号 2019年2月号トップへ
【特集】終末期症状緩和の在宅コンフォートセット
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【特集】終末期症状緩和の在宅コンフォートセット
▶コンフォートセットは誰のため?―不適切な薬剤使用を止めるために― 新城拓也
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In home healthcare, the usefulness of comfort set(also called emergency kit)is prescribed in advance in preparation for symptoms accompanied by pain. The common symptoms since the terminal phase are, pain, dyspnea, delirium(restlessness), excessive respiratory secretion(death rattle). It is essential for comfort care to change the route of administration of the necessary medication and to minimize distress necessarily by prescribing the comfort set.
要旨
在宅医療では,苦痛を伴う症状に備えてあらかじめ必要な薬剤を処方しておくコンフォートセット(エマージェンシーキットとも呼ばれる)の有用性が知られている。終末期になってからよくみられる症状は,疼痛,呼吸困難,せん妄(不穏),気道分泌過剰(死前喘鳴)である。必要な薬剤の投与経路の変更とコンフォートセットの処方で必ず苦痛を最小化することが,穏やかな看取りには必須である。