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胃粘膜下異所腺のある胃に併存した早期胃癌の1切除例

電子書籍販売価格(税込):
1,100

商品コード:
50913_13
著者:
永井 健一ほか
出版社:
癌と化学療法社 出版社HP
発行:
2019年
ページ数:
3ペ-ジ
ファイル容量:
1.03MB


閲覧対応端末:
電子書籍閲覧対応端末


閲覧可能台数:
3台(購入日より1年間ダウンロードが可能)


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内容紹介

Summary
 We report a case of surgical resection of an early gastric cancer that coexisted with multiple submucosal heterotopic gastric glands. A man in the 80's referred to our department because of an increased level of CEA. He had undergone hepatectomy for heterochronous liver metastasis of colon cancer. Gastrointestinal endoscopy revealed an early gastric cancer that coexisted with multiple submucosal gastric glands. He underwent segmental gastrectomy for gastric cancer. He exhibited no symptoms at the time of discharge. He has had no recurrence of gastric cancer 6 months after the surgery. We should appropriately care for synchronous or heterochronous gastric cancer in the remnant stomach if total gastrectomy is not performed in cases of therapy for gastric cancer with multiple submucosal heterotopic gastric glands.

要旨
 胃粘膜下異所腺には胃癌が合併しやすいことが報告されている。今回われわれは,胃粘膜下異所腺のある胃に発生した胃癌に対し外科的切除を施行した1例を経験したので,若干の文献的考察とともに報告する。症例は80歳代,男性。大腸癌肝転移切除の外来フォロー中にCEA上昇を認め,上部消化管内視鏡にて胃に腫瘍性病変を指摘され紹介となった。上部消化管内視鏡では,胃に多発する胃粘膜下異所腺に併存する0-Ⅱa+Ⅱc病変を一つ認め,生検にて胃癌と診断された。胃粘膜下異所腺原発の早期胃癌と診断したが,高齢でもあることより腹腔鏡補助下胃分節切除術を施行した。切除標本では腫瘍は胃内腔の粘膜,粘膜下に限局する病変であったが,一部胃粘膜下異所腺に進展したT1b胃癌であった。胃粘膜下異所腺がある胃に発生する胃癌は多発することがあるため,胃全摘以外の治療選択をする場合は残胃癌の発生を考慮した厳重な経過観察が必要である。

目次

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癌と化学療法 46巻3号 2019年3月号トップへ

【特別寄稿】第40回 日本癌局所療法研究会
胃粘膜下異所腺のある胃に併存した早期胃癌の1切除例 永井健一ほか
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