内容紹介
患者さんの権利を守る看護師への第一歩! 看護の倫理を考えるためには、専門職の視点ばかりでなく、同時に患者さんや生活者の視点が必要です。本書では日本看護協会「看護者の倫理綱領」を基盤として考えること、そして「患者さんの声」から学ぶことを特徴としています。学生が実習で遭遇したベッドサイドの看護倫理事例を読み解きながら、同時に、患者さんの尊厳を守り・考える態度をいかに育てていけばよいのかをご紹介した、看護学生必携の書です。
目次
第1章 倫理的看護とは?
1.患者さんの求める倫理的看護
1)患者さんの権利とは?
2)「患者さんの求める倫理的看護」調査の概要
3)看護師の倫理的ケアに対する患者さんの声
Column 患者さんのもつ権利とは
2.看護者の考える倫理的看護
1)看護者の考える倫理的看護とは
2)看護者に求められる倫理とは
第2章 学生たちの看護倫理事例
1.あわわ どうして?患者さんが不機嫌に……
2.しまった! 患者さんの湯呑を割っちゃった!
Column 保助看法と看護倫理①:看護師は医師の手足だった?
3.うっかり… つい言ってしまった不適切な言葉
4.どうして? おむつが出しっぱなしなのに……
Column 保助看法と看護倫理②:看護師は秘密を守る
5.そんなこと言ったって… 「あの人だけ?」と同室の患者さんに言われた
6.どうしよう 患者さんに好意的感情を寄せられて避けてしまった
Column 保助看法と看護倫理③:看護師免許,なくてもケアして大丈夫?
7.どうしたらいいのかな? 家族の不満を聞いたとき
8.ショック! 子どもに拒否されてしまった
Column 保助看法と看護倫理④:看護師の名において―名称独占と業務独占
9.そんなつもりじゃ… 親しみをこめた会話だったのに
10.大変だ! 患者さんに「死にたい」と打ち明けられた
Column 保助看法と看護倫理⑤:医師と看護師の「診療」,どう違う?
11.真っ青… 骨折事故を起こしてしまった
12.まさか…? セクハラだ,どうしよう!
Column 保助看法と看護倫理⑥:もし学生が事故を起こしてしまったら…?
第3章 患者さんの声を聴くために 学びのための3つの取り組み
おむつが父親を変えた──私から伝えたいこと
患者さんの声を聴く取り組み① イベント「自分らしい終末期を求めて」
1)終末期をめぐる学生の感想
2)「自分らしい終末期とは?」から見えるもの
患者さんの声を聴く取り組み② 臨地実習としての家庭訪問
1)学生が家庭を訪問する意義
2)学生たちの声から
患者さんの声を聴く取り組み③ 「がんサロン」への訪問
1)がんサロン訪問学習
2)がんサロン訪問後の学生の意見
3)学生たちの声が伝える患者さんと看護
4)当事者の声から学ぶということ
資 料
1.日本看護協会「看護者の倫理綱領」
2.看護ケアにおける倫理的配慮に関する患者の意識調査
3.医療人権を考える会「臨地実習における倫理的ケアに関する指針」
1.患者さんの求める倫理的看護
1)患者さんの権利とは?
2)「患者さんの求める倫理的看護」調査の概要
3)看護師の倫理的ケアに対する患者さんの声
Column 患者さんのもつ権利とは
2.看護者の考える倫理的看護
1)看護者の考える倫理的看護とは
2)看護者に求められる倫理とは
第2章 学生たちの看護倫理事例
1.あわわ どうして?患者さんが不機嫌に……
2.しまった! 患者さんの湯呑を割っちゃった!
Column 保助看法と看護倫理①:看護師は医師の手足だった?
3.うっかり… つい言ってしまった不適切な言葉
4.どうして? おむつが出しっぱなしなのに……
Column 保助看法と看護倫理②:看護師は秘密を守る
5.そんなこと言ったって… 「あの人だけ?」と同室の患者さんに言われた
6.どうしよう 患者さんに好意的感情を寄せられて避けてしまった
Column 保助看法と看護倫理③:看護師免許,なくてもケアして大丈夫?
7.どうしたらいいのかな? 家族の不満を聞いたとき
8.ショック! 子どもに拒否されてしまった
Column 保助看法と看護倫理④:看護師の名において―名称独占と業務独占
9.そんなつもりじゃ… 親しみをこめた会話だったのに
10.大変だ! 患者さんに「死にたい」と打ち明けられた
Column 保助看法と看護倫理⑤:医師と看護師の「診療」,どう違う?
11.真っ青… 骨折事故を起こしてしまった
12.まさか…? セクハラだ,どうしよう!
Column 保助看法と看護倫理⑥:もし学生が事故を起こしてしまったら…?
第3章 患者さんの声を聴くために 学びのための3つの取り組み
おむつが父親を変えた──私から伝えたいこと
患者さんの声を聴く取り組み① イベント「自分らしい終末期を求めて」
1)終末期をめぐる学生の感想
2)「自分らしい終末期とは?」から見えるもの
患者さんの声を聴く取り組み② 臨地実習としての家庭訪問
1)学生が家庭を訪問する意義
2)学生たちの声から
患者さんの声を聴く取り組み③ 「がんサロン」への訪問
1)がんサロン訪問学習
2)がんサロン訪問後の学生の意見
3)学生たちの声が伝える患者さんと看護
4)当事者の声から学ぶということ
資 料
1.日本看護協会「看護者の倫理綱領」
2.看護ケアにおける倫理的配慮に関する患者の意識調査
3.医療人権を考える会「臨地実習における倫理的ケアに関する指針」